簿記3級勉強

六日目
【資本金】
 経営者が、元入れ(初期投資)や追加出資としてお店にお金をつぎ込んだときは、その分「資本金」(資本)勘定が増加する。
 資本の減少の場合、期中に「資本金」(資本)勘定を減少させないために引出金(仮)勘定を用いる場合もある。
 固定資産税や印紙税を支払う場合、商店の費用となるものは「租税公課」(費用)勘定で処理。
①元入れ時
(借)(     ) ××× (貸)資 本 金 ×××
②引出時 
(借)資 本 金 ××× (貸)(     ) ×××
 もしくは
(借)引 出 金 ××× (貸)(     ) ×××
【記入漏れ・訂正仕訳】
(記入漏れ)
 正しい仕訳を行う
(訂正仕訳)
①正しい仕訳を行う
②誤った仕訳(仕訳帳に記入済みの仕訳)を確認する
③誤った仕訳の逆の仕訳(取消仕訳)を行う
④①と③を合わせた仕訳が訂正仕訳となる。
【伝票】
(3伝票制)
 入金伝票・出金伝票・振替伝票の3種類で伝票を処理する方法
①入金伝票
(借)現    金 ××× (貸)(伝票上の勘定) ×××
②出金伝票
(借)(伝票上の勘定) ××× (貸)現    金 ×××
③振替伝票
仕訳をそのまま記入
④一部現金制
第1法
 いったんすべて掛で売り上げたものとして振替伝票に記入し、そのうち「売掛金」(資産)勘定の一部を直ちに「現金」(資産)勘定で回収したものとして入金伝票に記入する。
第2法
 取引を単純に分解して、掛売上上分は振替伝票に記入し、現金売上分は入金伝票に記入する方法。
【5伝票制】
3伝票制の入金伝票・出金伝票・振替伝票に加えて仕入伝票・売上伝票を用いる方法で、全部で5種類の伝票を使う。
仕入伝票
(借)仕    入 ××× (貸)買 掛 金 ×××
②売上伝票
(借)売 掛 金 ××× (貸)売    上 ×××
【主要簿】
 会計係がつけている仕訳帳と総勘定元帳をいう。
仕訳帳の記入方法
①勘定科目は( )を付けて、借方は左寄せ、貸方は右寄せする。
②原則、借方から先に書き、次の行に貸方を記入する。
③同じ側に勘定科目が2つ以上あるときは上に諸口と記入する。
④取引内容を説明するため小書きを記入する。
⑤元帳欄には各勘定の番号を記入する。
【現金出納帳】
 「現金」(資産)の増減を記入。
当座預金出納帳】
 「当座預金」(資産)の増減を記入。
貸方残高は当座貸越を表す。
【小口現金出納帳】
 「小口現金」(資産)に関する明細を記入する。
月末補給の場合と翌月補給の場合の両方の記入ができるようにする。
受取手形記入帳・支払手形記入帳】
 「受取手形」(資産)・「支払手形」(負債)の増減を記入する。
手形記入帳を見て仕訳ができるようにする。